製品名 | Otomax |
製造元 | Schering-Plough |
主成分 | 硫酸ゲンタマイシン / 吉草酸ベタメタゾン / クロトリマゾール |
内容量 | 7.5g / 本 |
その他 | 投薬補助器付 |
関連商品 | Epi-otic エピオティック125ml(耳クリーナー) デキソリール点耳薬 ザイマックス オティック、アマシン眼・耳軟膏4g |
分類 | ノミ・ダニ皮膚トラブル / 耳ケア&外耳炎薬 |
オトマックスはSchering-Plough社が製造した犬の外耳炎治療薬です。
犬は外耳炎にかかりやすい動物です。長い耳を持った種類も多く、また垂れた耳の場合は蒸れやすいこともあり、どうしても衛生環境などの影響で外耳炎のリスクを抱えやすい状態になっています。
オトマックスはそんな犬の外耳炎を早期に治療できる薬です。
オトマックスは、合理的な成分の配合と優れた基剤により、諸外国において犬の外耳炎治療における第一選択薬として愛用されています。
【オトマックスの特徴】
●3つの成分で外耳炎のトラブルをまとめて解決。効果的な治療が行えます。
[硫酸ゲンタマイシン]
皮膚および耳の細菌感染症に対して極めて有効なアミノグリコシド系の広域抗生物質です。
グラム陽性菌およびグラム陰性菌に対して広範囲な抗菌活性を示します。
[吉草酸ベタメタゾン]
強力な消炎作用を有するコルチコステロイドです。
血管収縮作用と持続性の消炎作用を有する合成副腎皮質ホルモン剤です。
[クロトリマゾール]
イミダゾール系の広いスペクトルを持つ抗真菌剤です。
作用機序として真菌細胞膜の合成阻害ならびに代謝系酵素の阻害作用が知られています。
●優れた基剤を使用。
オトマックスは、適度な粘度のハイドロカーボンゲル(ゲル化炭化水素)を採用しています。
[1]有効成分を耳道の隅々まで届けます
[2]有効成分の残効性を高めます
[3]患部が見えやすい白濁色タイプです
【オトマックスの成分・分量】
本品1g中に、下記の成分を含有する。
硫酸ゲンタマイシン [3mg(力価)]
吉草酸ベタメタゾン [1.214mg(ベタメタゾンとして1mg)]
クロトリマゾール [10mg]
オトマックスを利用すれば、自宅にいながら自分で経過を見届けながら治療を行っていくことができます。
オトマックスを使用する際は、犬の体重に応じた量を耳に塗りこみながらマッサージしてあげます。
両方一度にやるのではなく、片耳ずつ行なって下さい。1日2回、これを続けます。
ただしあくまで一般的な用法用量であり、獣医師から処方してもらう必要がある薬ですので、きちんと獣医師からの指示を守って使用しなければいけません。
気がついたら発症していることも多い外耳炎。
オトマックスなら、効率よく治療を行っていくことができます。
【オトマックスの効能・効果】
[適応症]犬の感染性外耳炎
[有効菌種]本剤感受性のStaphylcoccus intermedius、Pseudomonas aeruginosa、Escherichia coli、Malassezia pachydermatis
【オトマックスの用法・用量】
下記量のオトマックスを、1日2回、片方ずつ耳の外耳道に塗りこみ軽くマッサージします。
犬の体重 | 7.5gチューブ |
15kg未満 | 4滴 |
15〜24kg未満 | 6滴 |
24kg以上 | 8滴 |
外耳内の異物や耳垢などは、非刺激性の洗浄液で取り去り耳をよく洗浄してください。治療部位に生えている余分な毛は引き抜いてください。
外耳道内における薬液の拡散を図るため、オトマックスの投与後は耳を耳道に沿って軽くマッサージしてください。
◎使用上の注意◎
●鼓膜の損傷している犬には投与しないでください。
●聴覚毒性のある薬剤との併用を行わないでください。
●ダニの寄生を認める場合及び耳道を閉塞する疾患がある犬には投与しないでください。
●3ヵ月未満の犬に対する安全性は確立していないので、使用を避けてください。
●妊娠又は妊娠している可能性がある犬には使用しないでください。
◎投与者に対する注意◎
●本剤が皮膚に付着した場合には、石鹸等を用いて直ちに水洗いして下さい。
●妊娠又は妊娠している可能性がある者は慎重に使用してください。
●ヒトへのクロトリマゾールの投与により、まれに蕁麻疹及び皮膚の全身炎症が生じることが報告されています。
箱の中には、薬剤のチューブと、赤い投薬補助器(写真)が入っています。
薬剤のチューブには、最初、白い尖ったフタが付いています。
白いフタを外し、尖った部分でチューブの封を開けます。
投薬補助器を付けます。