嘔吐は胃の内容物が口から排出される症状です。さまざまな刺激が嘔吐中枢に伝わることによって起こります。
セレニア16mgの有効成分が嘔吐中枢に直接働きかけ、愛犬のさまざまな原因による嘔吐の抑制および予防に効果を発揮します。
セレニア(Cerenia)は、犬用に開発された制吐剤です。
胃腸疾患、腎機能障害、腫瘍、膵臓疾患(膵炎)、肝臓疾患(肝機能障害)、乗り物酔い、その他(代謝性疾患、糖尿病、脳疾患、薬剤による副作用 等)、などさまざまな原因の嘔吐に効果を発揮します。
投与後は約1時間で効果が現れ、効果は24時間持続します。
高い有効性が確立されている製品で米国、ヨーロッパを含め14カ国で幅広く活用されています。
セレニア16mgは、犬専用(16週齢以上)のお薬です。急性嘔吐の予防及び抑制、乗り物酔いによる嘔吐の予防に。
◎犬用制吐剤 セレニア16mg 成分◎
本剤1錠中にマロピタント16mg
◎犬用制吐剤 セレニア16mg 用法用量◎
[急性嘔吐の予防及び抑制]
●1日1回体重1kgに対してマロピタント2mgを最大5日間まで経口投与します。
●予防が目的の場合は1時間前までに投与してください。
●体重2kg未満の犬には使用しないこと。
犬の体重(kg) | 錠 数 | |||
16mg錠 | 24mg錠 | 60mg錠 | 160mg錠 | |
2.0〜4.1kg未満 | 1/2 | |||
4.1〜6.1kg未満 | 1/2 | |||
6.1〜8.1kg未満 | 1 | |||
8.1〜12.1kg未満 | 1 | |||
12.1〜15.1kg未満 | 1/2 | |||
15.1〜20.1kg未満 | 1 | 1 | ||
20.1〜24.1kg未満 | 2 | |||
24.1〜30.1kg未満 | 1 | |||
30.1〜45.1kg未満 | 1+1/2 | |||
45.1〜60.1kg未満 | 2 | |||
60.1〜75.1kg未満 | 2+1/2 | |||
75.1〜80.1kg未満 | 1 |
[乗り物酔いによる嘔吐の予防]
●予防効果は投与後約11時間持続します。
●乗り物で移動する1時前までに、1日1回体重1kgに対してマロピタント8mgを最大5日間まで経口投与します。
●空腹時の投与により嘔吐することがあります。これを避けるため、少量の消化のよいおやつと共に投与が可能です。但し満腹の状態で乗り物に乗せないこと。
●体重1kg未満の犬には使用しないこと。
犬の体重(kg) | 錠 数 | |||
16mg錠 | 24mg錠 | 60mg錠 | 160mg錠 | |
1.0〜1.1未満 | 1/2 | |||
1.1〜1.6kg未満 | 1/2 | |||
1.6〜2.1kg未満 | 1 | |||
2.1〜3.1kg未満 | 1 | |||
3.1〜4.1kg未満 | 2 | |||
4.1〜6.1kg未満 | 2 | |||
6.1〜7.6kg未満 | 1 | |||
7.6〜10.1kg未満 | 1/2 | |||
10.1〜15.1kg未満 | 2 | |||
15.1〜20.1kg未満 | 1 | |||
20.1〜30.1kg未満 | 1+1/2 | |||
30.1〜40.1kg未満 | 2 | |||
40.1〜60.1kg未満 | 3 | |||
60.1〜80.1kg未満 | 4 |
※セレニアは米国食品医薬品局の承認を受けています。
セレニアは最大で常用量の5倍投与による試験で安全性が確認されておりますので、生後16週間からの犬(体重2kg以上)に対しても安心して投与が可能。
◎犬用制吐剤 セレニア16mg 注意事項◎
●16週齢以上の犬専用の処方薬です。
●妊娠中又は授乳中の犬には使用しないこと。
●肝障害の疑いのある犬、あるいはその傾向にある犬に投与する場合は十分な注意が必要です。
●心疾患を有する犬、あるいはその傾向にある犬に投与する場合は十分な注意が必要です。
●食べ物で包んだり、食べ物に埋め込んだりして投与しないこと。錠剤の分解が遅れてしまい、効果を発揮するのが遅くなります。
●過剰摂取により、摂取に伴う嘔吐、唾液の分泌、水様便などがあります。
●本剤を分割投与する場合は、開封後2日以内に使用すること。
●主成分であるマロピタントはカルシウムイオンチャネルに親和性を有するので、カルシウムイオンチャネル拮抗薬と併用しないこと。
●子供の手の届かないところに保管してください。